荒野草途伸ルート >> 日常の愚痴 >> 2005年1月分blog
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日立のパソコンは・・・FMV?
 2005年ももう三日目に来ちゃったよ。あー早い早い。寝てばっかだし。でも一応長い冬休みなので、その辺は気楽っちゃ気楽。うん、去年はまだ会社員で、某日立系に派遣されてたんだよね。

 その日立系のニュース。日立、社内業務でパソコン利用全廃・専用端末で情報漏えい防止(NIKKEI NET)だそうだ。

 よそもそうだと思うけど、情報システム会社はセキュリティ強化に躍起になってるから。ぶっちゃけ、特に派遣社員なんて信用おけないし。ここ数年起きてる情報漏洩事件なんて、殆ど派遣社員の仕業だからねー。
 まあ派遣の待遇というか扱いが酷すぎるっていうのも、背景にあるんだけど。

 それはともかく。おそらくは新年度から、パソコンの代わりにネットワーク端末を配布して、それで仕事しなさいということらしい。
 ネット端末というと、「JavaSTATION」を連想するけど。おそらくこれではないだろう。日立は、本社はともかく子会社はWindowsベースでの開発が主流だし。むしろ「.NET」に力入れてるくらいだから。
 「Windows」でないと気が済まない、というか仕事にならんだろう。

 なので、おそらく考えられるのは、MetaFrameの利用じゃないかと思う。(MetaFrameについての解説は、@ITとか、そういう専門サイトに譲ろう)。簡単に言えば、ネットワーク経由でWindowsサーバーのユーザー用デスクトップ画面を呼び出して、手元のPCのように使えるソフト。X WindowのWindows版と思ってほぼ間違いない。
 使い方としては、ちょっとしたPCに安いOS(Linuxとか)を入れて、MetaFrameのクライアントだけを入れる。事業所毎にMetaFrameのサーバーを置いて、使うときはそれを呼び出す。変なソフトを勝手に入れられる心配はないし、アクセス監視もサーバー側で一括して出来る。

 ・・・というような仕組み、実は自分も在職中に考えた事あるんだけどなあ。先越されちゃったなあ。まあ事業化するつもりもなかったンダケドネ。

1/3c
無題
 「ムダイ」とカタカナで書くと、なんだか南アジアの偉い人の名前っぽい気がする。
 
 とりあえず、書くようなことがなんもない。5年前に書き出したKanonのSSが未完結なのでとりあえず終わらせちまおうと思っているのだが、すぐ息切れしてしまって先が続かない。

 今年来た年賀状は6通。うち半分が業者から。業者率50%。


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平穏な新年の一日
 「美佐枝本」と書くと普通に同人誌の一種かなと思うが。「ミサエボン」とカタカナで書くと「サザエボン」みたいなのを連想してしまう。
 不思議だ。

 12/28付文書で書いたパワプロ11の件だが、結局3500円の値が付いて、今日発送してきた。

 それ以外の今日の記録。

 久々にLECに行った。前回受講できなかった授業を再受講しようとしたのだが、予約していないと500円かかると言われたので明日にした。
 時間が空いてしまったので、愛知県立図書館に行ってきた。電子政府関連の本とか、3冊借りてきた。次書く小説の参考になればと。
 ふと思い立って、とらのあなに寄ってみた。CLANNAD関係が意外と健闘していた。「美佐枝本」かどうかはわからないがとりあえず表紙が相良美佐枝なのがあったので、買ってみた。他にも何冊か買って、3939円。微妙な値段。
 帰ってきて本読んでたら0時過ぎてしまった。

1/7
スペースノイドと会う日を目指して
 今日の科学欄に、宇宙航空研究開発機構の中間報告のことが乗っている。日本の宇宙進出計画が新たな段階を迎えたようだ。
 「20年後には月面無人基地も…日本の宇宙開発中間案」(YOMIURI-ONLINE)
 「月の向こうに「深宇宙」港を 宇宙機構が構想」(asahi.com)

 月面都市とかスペースコロニーとかいう話なら、「アナハイム!」「ジオン公国!」とか叫び出すところだが。そういうレベルのものではないようだ。
 せいぜい、「2001年宇宙の旅」に出てきた軌道上中継基地みたいなものだろう。

 しかし。2001年からもう4年経って、やっとこういうレベルである。ソ連が崩壊した当たりでだいたい見当が付いていたことではあるが、昔のSFで書かれていたことがその年になって実現できていないというのは、やはりもの悲しくはある。

 まあでも、正直日本がこういう事を言い出すようになるとは、思っていなかった。それだけ、技術的にも政治的にも、自信がついたと言うことだろう。そしてついでに言うと、中国のロケット開発技術の進展もめざましい。
 冷戦時代、宇宙開発は米ソの対決の場であったが。21世紀はそれが日中の対決の場になるのかもしれない。

 それが何年先の話かはわからないけど。


1/9
南京玉すだれは烏丸ちとせ
 日本南京玉すだれ協会というのがあるようだ。

 「南京玉すだれ」をやる大道芸人の、業界団体みたいなもののようだ。
 「南京玉すだれって何ですか?」と訊かれて、説明するために検索していて見つけた。南京玉すだれ自体は、やってる最中に歌う歌詞中の「唐人阿蘭陀南京無双玉すだれ」の略らしい。

 しかし。考えてみたら、実際に南京玉すだれをやっているところを、見たことはない。
 自分が南京玉すだれというものを知ったのは、今から15年くらい前にやってた「ミスター味っ子」の中で、南京玉すだれ(に挟んだ仕込み包丁)を使って料理をする奴が出てきたのが最初である。なのでそれ以来10年近く
 南京玉すだれは調理器具だと思っていた。


 この事を大学の仲間に話したら、ものすごく馬鹿にされたが。でも結局、その場にいた人間で実際に南京玉すだれを見たことのある人間はいなかったので。やっぱり、名前が知れてる割にはマイナーな芸なのかもしれない。

 出来るようになったら、尊敬されるだろうか。練習してみるか?「日本南京玉すだれ協会」の中に、「インターネット玉すだれ教室」というのもあるようだから。
 でも、玉すだれってどこで売ってるんだ? 調理器具売り場・・?


1/13
ゴーヤ よい子だ ねんねしな
 夏に種を撒いたゴーヤが、凄いことになってきた。


 写真には写っていないが、この背後の窓と壁を殆ど覆い尽くす勢いで、ところどころ花も生えている。
 本来ゴーヤは夏に育つ一年生植物で、外であったら、こんな寒い季節に中部地方で花をつけるなどあり得ない。いくら部屋の中とはいえ、暖房を切れば10度は切ってしまうこの季節まで生き延びているというのは、正直驚きである。

 花は咲き始めて2,3ヶ月経つ。とはいえ、ずっと雄花しか咲いてくれなかった。
 いくら綺麗でも男ばっかじゃしょうがないよなーと思ったり、人間のみならずゴーヤでまで女運がないのかと嘆いたりしたものである。

 が。先週になって、ようやく雌花が付いてくれた。


 さて、果たして最後まで育ってくれるだろうか。

1/16
センター試験
 大学入試センター試験二日目、らしい。新聞には、昨日一日目に実施された試験の問題が載っている。

 その中から、物理IBの問題をやってみた。ところ。
 52点という、大変ショッキングな結果が出てしまった。
 (注:荒野草途伸は物理学科卒)

 特に、「力学」「波動」の問題が、ほぼ全滅。お前は一体大学で何をやっていたのかと小一時間問いつめられかねないレベルである。
 まあ実際大学では教養科目やら他学科の科目やらにばっかり力入れてて専門科目の成績はボロボロだったし、卒業したあとは物理とはあまり関係のない仕事していたので。この成績も道理といえば道理ではあるのだが。
 しかし。「私は物理卒です」と威張って言える立場にないということは、明確になってしまった。

 あとで英語もやってみるつもりだったが、なんかもうやる気無くしてしまった。


1/17
健康飲料合体攻撃
 ジャスコに買い出しに行ったら、合格宣言という飲み物が売り出されていた。
http://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=843

 正確には、「<受験生熱援飲料>合格宣言」という名前のようだ。TaKaRa(宝酒造)と進研ゼミ(ベネッセ)の共同企画によって生まれた飲料、らしい。
 一体どういう過程でこんな商品が出てきたのか、ちょっと興味があるが。詳しいことはネットで調べてもよくわからない。
 まあ、察するに
「宝=受験生向けの健康飲料に、進研ゼミの名を冠して箔をつけたい」
「ベネッセ=スーパーやコンビニの店頭で、ただで進研ゼミの宣伝が出来る」
 との思惑がある、といったところか。

 しかしよく考えてみれば。今から「受験生」が進研ゼミをやったところで、今から受ける試験本番に間に合うはずもなく。にもかかわらず進研ゼミに頼ろうという心境になるには、今回の受験には失敗しなければならない。だとすればこの飲料の持つ宣伝効果というのはあまり無いし、買う側としてもあまりゲンが良くない、ということにもなるわけで。
 深読みしすぎなのかもしれないが。


 とりあえず、薄いブルーベリー味の乳性飲料、ということで普通に飲んでおいた方が良さそうだ。

1/20
バックアップ
 久々に、PCデータのバックアップを取った。個人的なデータ約1GBを、2枚のCDに焼いて終わり。必要無いデータは消して、ついでにHDの掃除も完了。

 バックアップのやり方としては、専用ソフトを使って、HDの中身丸ごとをバックアップしたり、丸ごとでなくてもOSやアプリケーションの固有情報までバックアップするというやり方もあるが。自分は、そこまでのバックアップは取っていない。個人的に作ったデータと、メールデータ、ブックマーク。これくらいである。
 個人用データは一つのフォルダの配下にまとめるようにしているので、これとメールのバックアップファイル、ブックマークファイルを、CDーRライティングソフトで指定して、焼くだけ。実に単純な作業である。

 にもかかわらず。ここ数年、バックアップを取る頻度がめっきり減った。
 初めてパソコンを買った頃は、ヒマだったからそれこそ毎日、フロッピーディスクにバックアップを取っていたものだが。HDの容量もOSの規模も自分が扱うデータのサイズもすっかり大きくなってしまい、だんだん手間と時間がかかるようになって、頻度が減っていった。

 その後大容量のMO、CD−Rとメディアが変わっていったが。一度サボり癖が付いてしまうとなかなか元には戻らず、むしろ悪化していくばかりであった。
 最近は、どうしても消えてもらって困るデータはJUSTSYSTEMのインターネットディスクを使って、同期保存しておくようにしたので。万一HDが全壊しても、さして困らない、というのもある。

 まあなんにしろ、とりあえず当分はバックアップをとらなくても安心。である。焼いたCD無くさない限り。いや、最近なんか、昔焼いたはずのCDが全然見あたらないんですけどね・・・。

1/22
劇場版AIR試写会
 Keyネタが続いてしまって申し訳ない。今日もKey関係の話。

 TV(BS−i)版AIR(製作:京都アニメーション)が非常に好評のようだ。荒野草途伸はBSデジタルを視聴できる環境にないので、TV版AIRも見れないのだが。無念。

 その一方で、劇場版AIR(製作:東映)の方もいよいよ公開が迫っている。その劇場版AIR公式ページにて、先行鑑賞会実施の案内がされている(最新情報1/20を参照)。大阪にて2/4実施、合計100名を招待、だそうだ。
 ほぼ同一の案内が、Key Official HomePageでもされている。が、こちらは人数が20名になっている。これは、100名のうち20名はKeyからの招待、ということか。それとも、東映とKeyで、合計120名招待ということだろうか。
 なんにしろ、当選確率は極めて低い。見に行きたかったら、普通に券買って映画館に行くしかない。

 しかし。こちらもまた、荒野草途伸には自ら課した人生命題が未だ重くのしかかっており(12/2付け文書並びにこちらを参照)、おそらく見に行くことはかなわない。重ね重ね無念。

 て言うか、これって翼人の呪いならぬ、自ら課した呪いだよなあ・・・。


1/24
コミックライブとあおなみ線
 iAcnに「特典CD付きグラディウス攻略同人誌」入手を依頼され、23日は名古屋金城ふ頭のポートメッセ名古屋で開かれた、コミックライブに行ってきた。

 ポートメッセ名古屋にはこれまで、地下鉄名城線(現・名港線)で終点の名古屋港まで行き、そこから金城ふ頭行きの市バスで30分というルートを使っていた。が、昨年10月にあおなみ線が開通したので、今回はそのルートを採ってみた。
 というより、あおなみ線開通と同時に市バス路線が廃止されてしまったので、他に選択肢がなかったわけだが。

 あおなみ線というのは、JR名古屋駅から名古屋市中川区を通って名古屋港・金城ふ頭に至る第3セクター(自治体が出資する半官半民の鉄道会社の事)路線。元は貨物専用線だった「西名古屋港線」を、改修して旅客化した路線である。東京在住の人には、「りんかい線」みたいなものだ、といえばわかりやすいだろうか。
 ただ、りんかい線と違って、といったことがある。
 また、他線との乗り継ぎ駅は、起点の名古屋駅のみ。前述の乗り入れがないことも含め、決して利便性がよいとは言えない。

 とまあ、そんなあおなみ線に実際乗ってみての感想。
「殆どが、コミックライブ目当ての人」。
 行きに一緒に名古屋駅から乗った客、その6割強が金城ふ頭で降りた。また、金城ふ頭からの帰りでは、途中から乗ってくる客が殆どいなかったのだ。
 金城ふ頭というのは、ポートメッセ以外には自動車などの積み出しふ頭があるだけの場所で、ここで乗降する客というのは間違いなくポートメッセのイベント(というかこの日の場合はコミックライブ)参加者である。つまりは、こういう大きなイベントがなければ、あおなみ線は営業として成り立たない可能性すらある。
 実際、先日の朝日新聞に「あおなみ線大不振」という特集記事が載っていたので。おそらくはその通りということなのだろう。

 「あおなみ線」で検索して見つけたページに、「あおなみ線延伸案。」というのがあった。実際、こういう風に利便性の向上を図らないと、あおなみ線のコミックライブ依存状態は解消しないだろう、と思う。


1/25
フジテレビより優位に立ちたいお年頃
 フジテレビジョンから、「株式会社ニッポン放送に対する公開買い付けのご案内」という文書が届いた。100ページ以上もある「公開買付説明書」も同封されている。
 フジテレビがニッポン放送の完全子会社化を視野に、株式の公開買付(TOB)を開始したことに伴う案内状だ。(参考:msn毎日「フジテレビ:ニッポン放送の全株取得を目指しTOB実施へ」

 昨年の秋に村上ファンドがニッポン放送の筆頭株主になった際に、なんか面白いことになりそうだと思って、10株だけ買っておいたのだった。
 たった10株しか持っていない株主に対して、フジテレビはわざわざこんなたいそうな資料を送ってきたわけである。TOBというのはこういうものなのか、それとも村上ファンドとの対抗上、泡沫株主からもとにかく買い集めたい状況なのか。

 案内によると、フジテレビの公開買付に応じるには、以下の手順を採るらしい。
  1. 大和証券の店頭に行くか、又は郵送で資料取り寄せ
  2. 大和証券に口座を開設する
  3. 現在使っている証券口座から、大和証券の口座にニッポン放送株を振り替え
  4. 大和証券に、公開買付応募申込書を提出
  5. 完了(指定口座に代金入金)


 ・・・めんどくせえ。

 て言うか、なんでフジテレビのために、こんなめんどくさいことしてやらなきゃならんのだ、という気になってきた。

 ということで、放置決定。

 ま、フジテレビがもっと誠意示すか、カネ積むかするんだったら、まあ考えてやらんこともないけどねー。
 ・・・たった10株程度でえらい横柄な態度だな。


1/26
特許庁は落ちた
 特許庁の任期付審査官採用試験は、二次試験(面接)で落ちてしまった。まあ、面接とか事前面談の段階で、「お呼びでない」ということはうすうす感づいてはいたのだが・・・。

 先々週に行った事前面談では、自分が如何に知財(特許)業界のことを知らないかということを思い知らされた。「知財関係が伸びるなんて保証はどこにもない」「ビジネスモデル特許はただのバブル」らしい。そもそも自分がやってきた業務アプリケーションというものは、特許と絡むには非常に難しいものらしい。
 さらに、他にどんな人が受けているのかちょっと聞いてみたら、「30でリーダーになって今はマネージャをやっている人」「JAVA関係の雑誌に記事を書いている人」「元々特許関係志望だったけど新卒で特許関係に入るより一度開発現場を知った方が言われてメーカーに就職していた20代の人」と。
 ここに来るのは、自分とまるでレベルが違う人たちの集団なんだということがわかった。

 それだけで相当ヘコたれてしまったのだが。それでも、なんとか自分の手持ちの技術で戦うしかないと言い聞かせ、面接に臨むも。あがっちまって何言ってるか解らない状態。ただでさえ面接は大の苦手なのに、内にコンプレックス抱えた状態で、うまくいくはずがない。
 気落ちしながら控え室に戻る。同室の人が何か話をしている。どうやら、みんな特許事務所に勤めている人達らしい。
 ・・・既に業界経験のある方まで、受けてらっしゃるのですか?

 というかその人達の話によると、特許事務所というのは相当厳しい業界らしい。顧客と特許庁の板挟みのような仕事だし。顧客から「発明をしてくれ」なんてようなことを言われることすらあるとか。

 自分、特許なんて実は関わった事無いから。そういうの全然知らなかった。
 しかしそんなんじゃ、面接でも言われたけど、「なんでこっち志望したの?」だよなあ。・・・根本的に進路選択を誤ったんじゃないか、とすら思えてきた。

 かといって、システム業界は先が見えてるし。

 ど う す れ ば い い ん だ



1/27
人生は30から
 麻枝准によると、30になったらジャイアントコーンは食ったらいかんらしい(参照)。あと二ヶ月で30になるというのにジャイアントコーンとジャイアントカプリコの区別が付かない荒野草途伸はどうしたらいいと言うのだ。

 学生の頃の研究室の指導教官(当時35)は、前職が某外資系コンピュータメーカーのSEだった。東京ディズニーランドのエレクトリックパレードの制御なんかを手がけたらしい。
 そして30になって大学院に入り直し、修士号を得て琉大の助手職に就き、その後講師になって、何の因果か荒野草途伸の卒業研究の面倒を見る羽目になったりしたわけである。

 その人が事ある毎に口にしていたのが、「人生は30からだ」という言葉だった。20代なんて所詮は予備期間だから、遊んでたって失敗したって気にすることはない、焦るな。という趣旨だった。
 自分はその頃まだ20代前半だったので、全く実感が持てず、ただ「フーン」と思って聞いているだけだった。

 今こうして30を目前にしてみると、何となく、その言わんとすることが解る気がする。なるほど確かに、20代など準備期間でしかないと。やってきたこともやらかしたことも、全然大したことがない。バリバリ活躍する20代など、所詮はTVドラマやアニメの中の話。10代の頃に描いていた将来設計など、全く現実味のない夢物語であった。

 つーわけで。そろそろ準備期間を終える身としては、今度こそ実現可能な将来設計をしていかなければならないわけだが。さて一体どうしたものか・・・・。



1/28
DVDAIR第1巻
 ソフマップ通販で、TV版AIRDVD第1巻の初回限定版を予約した。

 手持ち資金があまり無いので夏ぐらいになってから買おうかとも考えていたのだが。「AIR prelude」が早々に売り切れてしまった事もあって、予約して押さえておくことにした。まあ、5千円くらいなら、何とかなるだろう。

 さて。今現在(28日午前0時8分)、BS−iでTV版AIR第4話が放送されているはずなのだが。うちにはBSデジタルを見れる環境がない。かと言って、こんな時間に電器屋まで行くわけにはいかないし、そもそも営業していないし、迷惑行為だし。というわけで、DVDが届くまで見れないわけだ。

 しょうがないから、CSで放送大学(u−air)でも見ておこう・・・え、休止中? なんで今日に限って。もしかして放送設備がゴールしてしまわれた・・・?

※ゴール・・・原作AIRのラストで、ヒロインの観鈴が「ゴール」してしまう、というシーンがある。あまり詳しく書くとネタバレになるので、これ以上は書かない。


1/30
流離いのゴーヤ売り(29歳)
 日本ブログ大賞に自らを推薦。
http://www.blogaward.jp/archives/2005/01/post_16.html
 本質的にヘタレなので、こういう自分を売り込むようなことするだけでドッキドキものなのだが。しかし一度売り込んでしまうと、今度は「あーんこれで有名になったりしちゃって、32歳のお姉さんからラブラブメールなんか届いちゃったらどーしよー」などとあり得ない妄想を始めたりするわけである。
 手に負えない。

 本題。

 13日付け文書で書いたゴーヤの件だが。随分実が大きくなった。

 二週間経ってこんなもんというのはちょっと遅い気もするが。まあこの季節だから、致し方あるまい。

 しかし。こうやって、機械に囲まれた空間で何かイボイボの丸い物体がぶら下がっているのを見ると。手塚治虫の漫画に出てくる何かみたいで、ちょっと面白い。そのうち、中から皮を破って古代沖縄文明の継承者ゴーヤ人が出てくるかもしれない。
 彼らは、失われた大陸「ムー」文明の、最後の生き残りなのだ。沖縄本島の中北部域に生息し、独自の民主主義社会を築いていた。生活は農漁業が中心であったが、ムー文明の遺産とも言える海洋消波エネルギー技術を受け継いでおり、比較的豊かな生活を営んでいた。だが、今から1800年前、南方からやってきた海洋民族(=現代沖縄人の祖先)と生存権を掛けた激しい戦いを繰り広げ、首都のあった現在の沖縄市胡屋近辺に追いつめられてしまう。文明の最後を悟った彼らは、海洋消波エネルギーシステムの持つ全ての力を使い、自らの知識と魂を、瓜の実の中に封じ込めてしまったのだ。瓜は、彼らの持っていた知識に比例して多くのイボを持つようになり、また彼らの苦しみを表すかのように、苦い味を持つようになってしまった。以来その瓜は、彼らが最期を遂げた地の名にちなんで、ゴーヤと呼ばれるようになった。

 この様にオタクは、時としてこういうあり得ない妄想を始めたりするわけである。
 手に負えない。

1/31
続・流離いのゴーヤ売り
 昨日の妄想の続き。
 1800年後の夏。道ばたでゴーヤを売る、一人の青年がいた。
 青年の周りには主婦が二人。消費者の興味を惹くには、ゴーヤの値段は高すぎた。

 青年(29歳)は旅の人。ゴーヤを売りながら生計を立てている。
 彼が拠り所とするものは二つ。それは太古の昔よりずっと受け継がれてきたもの。苦く、切ない気分にさせるゴーヤの、種。そして、遥か海の彼方にいるというイボイボを持った少女、その思いを受け継ぐ女の子を捜すという、使命。
 それは千八百年に渡り、幾重にも繰り返されてきた使命。

 ある日、彼は空腹のため南セントレア市で行きだおれてしまう。そんな彼に、話しかける少女。友達がいないというその少女との出会いをきっかけに、青年の南セントレア市での暮らしが始まる。

 夏の日差しの元。空には、中部新国際空港から沖縄に向けて飛び立つ飛行機。消えゆく飛行機雲を見送りながら、二人の長い長い夏は始まってゆく。


 ・・・すいません、まんまAIRのパクリです


 そんなわけで、また、AIRの話。
 劇場版AIRの、プロモーションムービーが公開になった。
http://www.air2004.com/asx/p05010029_xfwe_bb.asx (WindowsMediaPlayer版のみ)
 まあ、ごく普通の映画のプロモーションムービーなのだろうか。この手のことはよく知らないのだけど。ただ正直、これだけで今までAIR知らなかった人に「映画見に行こうか」という気にさせるものかというのは、疑問ではある。
 せめて公開時期が夏だったら、季節感が出ていてもっと効果があったかも知れないが・・・。

 でも、変なパクリネタぶちかましてAIRの評判落とす奴よりは、ずっとマシかな・・・。



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