(この文書は、「日本をよくしようBBS」に投稿したものです)
(5/16付の朝日新聞西部版「声」に、同内容のものが掲載されました。)
「みどりの日」を「昭和の日」に変える祝日法改正案が、ついに参院を通る見込みになってしまった。一体どういうつもりなのだろう。何故変える必要があるのだろう。
そもそも、何故「昭和の日」なのか。昭和天皇の誕生日だから昭和の日なのか。だったら、文化の日は明治の日に、勤労感謝の日は大正の日にしなければ筋が通らないだろう。
そもそも、「みどりの日」という名称は、生物学者で森林保護に熱心だった昭和天皇の業績と思いを念頭に付けられた名称のはずだ。それをわざわざ廃棄し、「昭和の日」という国粋主義の時代を想起させるような名称に取り替えるとは、いかなる了見なのか。
昭和天皇の名誉を否定し、国民を侮辱する行為とすら言える。
しかも、この名称変更に至る過程からしてふざけている。法案の趣旨説明では「昭和という時代を顧みるため」云々という理由が付けられてはいるが、提案段階から「昭和という時代を偲ぶため」「昭和天皇を偲ぶため」等と、理由がころころ変わっている。
しかも、これらの理由はあくまで表向きであり、本当の理由は、民主党を政治的に揺さぶるためのものであるとすら言う。
環境保護の重要性が叫ばれている今、「みどりの日」の存在は非常に重要なものであるはずだ。それを、己の政治的野心のために、国民に定着している名称を変え、一部の国民(沖縄県民の一部など)からは嫌悪感さえ催すような名称に変えるとは、どういうつもりなのか。
私は、彼らの行動を理解できない。そもそも、彼らは本当にまじめに政治をやる気があるのだろうか?
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